散歩してて迷子になった、認知症のお婆ちゃんを送り届けて思った事。

今日、散歩していたら、一人のお婆ちゃんに道を尋ねられました。住所も分からず、要領を得なかったのですが、○○医院と目印になるものをやっと聞き出しておおよその場所の見当がつきました。その医院はそんなにも遠くではありませんでしたし、そのまま放っておくのも心配だったので、散歩がてら送って行った上げようと一緒に歩き始めました。

お婆ちゃんも散歩に出たのだけれど、帰り道が分からなくなってしまったとの事。話をするうちに何やら不自然な感じを受けて、お婆ちゃん、認知症だなと分かりました。妻の母親、つまり私にとっては姑が認知症で、その様子を身近で知っていたので気が付いたのです。

お婆ちゃんに、また迷子になったら困るから住所を書いたメモを持って出かける様にしたらと言うと、一緒に住む息子が、痴呆みたいなそんな格好の悪い事はするなと怒るのだそうです。自分の住む家の住所ぐらい覚えておけといつも叱られると、お婆ちゃんは嘆いていました。

件の医院の前まで来るとお婆ちゃんはやっと分かったようなのですが、何軒か並んでいる一軒家の表札を一つ々々の見ていきます。そして3軒目の表札の名前を読んでから、こちらに礼を言いながら腰を折ると門の中に入って行きました。お婆ちゃんは物の形の認識力が弱って来ているのです。だから家の複雑な形では自宅が分からないので表札の名前を確認していたのでした。

認知症の症状は、脳のどの部分が衰退するのかによって現れる症状は千差万別です。つまり認知症の全体的な特徴は、満遍なく能力が衰えてくるのではなく、ある能力についてだけ衰えて他の部分では正常人と変わらない事です。

だから認知症をよく理解していない人は単なる怠慢やサボりなど本人の努力不足が原因だと考えて、しっかりしろとなじる事が多い様です。また狂人の様に思って近所に対して恥ずかしいと感じる人もいて、間違った対処をしてしまう事も少なくない様です。認知症の当人は自己の能力の衰えを自覚しており、そんな自分が情けなかったり腹立たしかったりとストレスを抱えています。

家族に理解がないと、そのストレスは倍増して増々に症状を悪化させかねません。ウチの年寄り最近ちょっと変?と感じた人は先ず病院に相談しましょう。スマホやパソコンで認知症を検索すれば、たくさんの情報が得られるので、お年寄りが家族に居る方は事前に勉強しておく事が大切だと思います。お婆ちゃん、可哀そうにね。息子さんが早く理解できればいいのにね。

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